OpenSea ProがPEPEをサポート
NFT集約マーケットプレイス、OpenSea Proが暗号資産(仮想通貨)Pepe Memecoin(PEPE)を使った決済の対応を開始したと、10日に明らかにした。
OpenSea Proは、NFTマーケットプレイスOpenSeaが23年4月に立ち上げた、トレーダー向けの専用プラットフォームだ。これは、OpenSeaが22年4月に買収したNFT集約プラットフォームGemの改称版で、170以上のマーケットプレイスとデータ連携を行い、効率的な取引を実現する高機能ツールを提供している。
OpenSeaの元となるプラットフォームは、イーサリアム、ポリゴン、クレイトン、ソラナ、アービトラム、オプティミズム、アバランチ、BNBといった各種チェーンに対応している。主要な決済方法としては、イーサリアム (ETH/WETH)、SOL、AVAX、USDC、BNB、DAIなどの仮想通貨が利用できる。
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PEPEとは
Pepe Memecoin(PEPE)は、「ミーム」文化と仮想通貨が結合した「ミームコイン」の一種だ。その名前は、アメリカの人気漫画キャラクター「Pepe the Frog」から取られているようだが、開発者側はこのミームとの直接的な関連性を否定している。
PEPE Memecoinの公式ウェブサイトによると、PEPEは「最もミーム性の高いミームコイン」を目指している一方で、それが本質的な価値を持つものでないことを明言している。
「PEPEは、本質的な価値や金銭的なリターンの期待があるものではない。公式のチームやロードマップは存在せず、このコインは完全に無用で、エンターテイメントの目的のみに使われる」との声明がある。
PEPEは23年4月12日のローンチからわずか3日間で21000%以上上昇。現在の時価総額は約1,000億円(8億ドル)を超えており、仮想通貨市場で57位にランクインしている。
PEPE Memecoinのエコシステムは日々成長を続けており、トークンホルダー数は10万アドレスを突破している。公式のTelegramグループには53,000人以上が参加し、Twitter上でもフォロワーは25万人を超えている。
また、PEPE Memecoinの取引量が分散型取引所(DEX)で増加したことで、イーサリアムのネットワーク手数料、いわゆる「ガス代」が高騰している。5月の第一週には、イーサリアムの平均ガス料が100 gweiを超え、2022年5月以来の最高値を更新した。この影響かイーサリアム(ETH)のステーキング報酬率が上昇し、マージ後の最高値である8.6%に達した。