AI MEDIA LAB の強み

2014年から仮想通貨・暗号資産業界に携わってきた経験や情報網を基に得ることのできる情報に加え、昨今成長著しい AI 技術を応用した市場解析、テクニカル分析手法やオンチェーン分析に基づき、選び抜かれた専門家が長期・中期・短期の3段階の投資判断による徹底した情報提供を実現できることです。
それらの情報と、分析や研究を行い続けてきた実績を、お客様の資産運用にお役立ちさせる事を御約束致します。

ビットコイン4万ドル水準の節目割り込む、アルトコイン相場も全面安

暗号資産

マクロ経済と金融市場

前週末24日の米NY株米国株式市場はSz式市場は、ダウ平均株価は前日比138ドル(0.36%)高、ナスダック指数は49.3ポイント(0.32%)高で取引を終えた。米国株式市場はハイテク株を中心に買いが入り、S&P 500は史上最高値を連日更新している。

ビットコインなど暗号資産(仮想通貨)相場が全面安となった一方、年初から大幅下落の続いていたコインベースなどの暗号資産(仮想通貨)関連株は反発した。

CoinPostアプリ(ヒートマップ機能)

関連:米S&P500高値更新継続 日経平均約34年ぶりに3.6万円台復帰、ビットコイン4万ドル割れ|23日金融短観

仮想通貨市況

暗号資産(仮想通貨)市場では、ビットコイン価格は前日比2.8%安の1BTC=40,067ドルに。主要アルトでは、イーサリアム(ETH)が4.1ソラナ(SOL)が前日比4.5%安となった。

BTC/USD週足

一時4万ドル水準を割り込み、39,372ドルまで下落した。直近高値からの下落幅は1万ドル、下落率約20%に達した。半値戻し水準は約32,000ドルであるが、今年4月の半減期を前に38,000ドルや34,700ドルのサポートライン(下値支持線)で下げ止まるとの見方もある。

先物市場では、年初来3番目の規模となる2.1億ドル(310億円)のロスカット(強制清算)が発生している。

ビットコインETF(上場投資信託)承認後、相場のセンチメントは高騰したBTCの事実売りを伴い悪化し、特にアルト市場からは利益確定売りによる資金抜けが目立つ。

マクロ経済要因ではFRB(米連邦準備制度)の早期利下げ期待が後退し、米国債利回りと米ドル指数(DXY)が上昇していることも向かい風だろう。

資産運用会社CoinSharesの週次レポートによれば、先週の上場投資商品(ETP)への資金流入は、1月11日のビットコインETF(上場投資信託)の承認以来、118億ドルを記録した。

これは、2023年の週間取引高平均のおよそ7倍もの規模となる。

カナダとヨーロッパからは、手数料の競争力がより高い米国への流出が見られたほか、米国においてもコストパフォーマンスの悪い既存の仮想通貨ファンドからは29億ドルの流出が見られた。

一方、より優位性の高い新規発行されたビットコインETFには、41億3000万ドルの莫大な資金流入が見られている。

取引活動の急増は、機関投資家の関心と上場取引商品(ETP)の優位性が高まっていることを示している。

直近では、ビットコインETF転換した資産運用会社グレースケールの投資商品「ビットコイン・トラスト(GBTC)」からの資金流出が市場の売り圧力となっている。

関連:グレースケールの投資信託「GBTC」とは ビットコイン現物との価格乖離が注目される理由

クローズドエンド型の投資商品だったGBTCは市場価格よりも大幅なディスカウントで長期間取引されていた。ETF転換後は相対的に高額な維持費も嫌気され、償還(現金化)需要が急速に高まったと見られる。

Adam Cochran氏の見立てによれば、GBTC売りは今後2ヶ月間に渡って続く可能性がある。

QCPキャピタルによれば、ETF承認以来11億7000万ドルの流出を記録しており、22年11月に破綻した大手暗号資産(仮想通貨)取引所FTXの保有していたGBTCの債務整理も含まれるが、こちらは22日時点で保有株の大半を売却し終えたようだ。FTX遺産 ビットコインETF承認以降10億ドル相当のGBTC売却

タイトルとURLをコピーしました