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米コインベース、イーサリアムのインフラの安全性向上へ クライアントの多様化を検討

暗号資産

イーサリアムの安全性向上へ

米大手暗号資産(仮想通貨)取引所コインベースで開発者をサポートする部門「コインベースクラウド」は23日、イーサリアム(ETH)のインフラの安全性を向上させることを検討していると公表した。

コインベースクラウドは、ユーザーの資産や基盤となるブロックチェーンのセキュリティを何よりも重要視していると説明。そして、今回の検討やその後の取り組みについて2月末までに情報を共有するとしている。

具体的に検討しているのは、イーサリアムにおける実行レイヤーのクライアントを多様化すること。イーサリアムのクライアントとは、イーサリアムの仕様を実装し、P2Pネットワークを介して通信できるようにするためのソフトウェアを指す。イーサリアムでは複数のクライアントが開発されているが、相互運用が可能だ。

複数のクライアントが開発されて多様化していることは、ネットワークの安全性向上につながる。例えば1つのクライアントで問題が発生した場合に他のクライアントが稼働を継続していれば、ネットワーク安全性を維持することができるようになる。

しかし、コインベースクラウドは、イーサリアムのステーキングをローンチする際に実行レイヤーのクライアントの評価を行ったが、同社の技術要件を満たすクライアントは「Geth(go-ethereum)」しかなかったと述べた。

今回、これからGeth以外のクライアントの評価を行い、実行レイヤーの他のクライアントをインフラに追加することを検討していくとコインベースクラウドは説明。そして、コインベースの全員がイーサリアムのクライアントの多様化を重要視していると強調した。

Gethのシェア

コインベースクラウドは今回、Gethのみを高く評価しているのは同社だけではないとし、その証拠の1つとしてイーサリアムのバリデータの84%がGethを使用していると指摘した。またバイナンスやクラーケンもGethのみを利用しているとされており、その分Gethに問題が発生した場合の影響が大きくなる可能性がある。

最近はSNS上でコインベースがGethしか利用していないことを懸念する声が上がっており、23日にはコインベースのブライアン・アームストロングCEOがユーザーの投稿に対し、懸念について「確認を行う」とコメントしていた。

コインベースクラウドの担当者は「Blockworks」に対し、他のクライアントの実装を前向きに検討していると説明。そして、以下のようにコメントしている。

我々は、クライアントが多様であることがイーサリアムの健全性に寄与すると考えている。

業界のリーダーとして、顧客が仮想通貨の経済圏に安全に参加できるように取り組んでいきたい。

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