AI MEDIA LAB の強み

2014年から仮想通貨・暗号資産業界に携わってきた経験や情報網を基に得ることのできる情報に加え、昨今成長著しい AI 技術を応用した市場解析、テクニカル分析手法やオンチェーン分析に基づき、選び抜かれた専門家が長期・中期・短期の3段階の投資判断による徹底した情報提供を実現できることです。
それらの情報と、分析や研究を行い続けてきた実績を、お客様の資産運用にお役立ちさせる事を御約束致します。

ビットコインETFが金を抜かす可能性は?

web3

ブルームバーグのアナリスト、エリック・バルチュナス氏は26日、ビットコイン(BTC)ETFの運用資産残高が、2年以内に金(ゴールド)ETFの運用資産を上回る「十分な可能性」があると述べた。Blockworksが報じた。

1月に取引開始した10のビットコイン現物ETFは、これまでに約55億ドル(約8,300億円)の純流入を記録している。

一方でそれ以来、最大の金ETFであるステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズの「SPDRゴールド・シェア(GLD)」からは約27億ドル(約4,060億円)が流出。また、ブラックロックのiシェアーズ・ゴールド・トラスト(IAU)からも約3億5,000万ドル(約527億円)の流出があった。

アナリストのバルチュナス氏とアンドレ・ヤップ氏は、次のように指摘している。

ゴールドETFから流出した資金のほとんどは、ビットコインETFに流れ込んではいない可能性が高い。(AI株への流入の可能性はあった)

とはいえ、ビットコインETFは多くの点で歴史上最も成功裡に立ち上げられたものであり、その存在や、それを取り巻く熱狂が、ゴールドの新たな競争相手となっている。

ビットコインETFは各社あわせてこれまでのところ、380億ドル(約5.7兆円)近くの資産を運用している。それに対して、各社のゴールドのETFは900億ドル(約14兆円)以上の資産を運用しているところだ。

一方で、モーニングスターのパッシブ戦略リサーチ部門ディレクターを務めるブライアン・アーマー氏はバルチュナス氏よりも控えめな見解を述べている。

市場リスクが増大し、弱気相場になることがあれば投資家はリスク回避の行動を取り、ビットコインへの流入の妨げになるだろうと意見した。それでも個人投資家からの流入がほとんどなく、主に機関投資家といったリスク許容度の高い層によって支えられている環境だ。

ビットコインETFがゴールドETFを運用額で追い抜かすのは「遠い未来」になる可能性があると主張している。そのためには、ビットコインETFが継続的に強いパフォーマンスを発揮していくことが必要だと論じた。(ビットコインは27日に続伸し一時57000ドルに到達した)

また、ゴールドからの流出は「利下げ期待が変化したか、市場がさらにリスクオンモードに移行しているため」ではないかと意見した。

ブラックロックIBITの取引高は最高値記録

ビットコイン現物ETFの中でも運用資産額が最大となっているブラックロックのiシェアーズ・ビットコイン・トラスト(IBIT)の取引高は26日、約13億ドル(約1,960億円)に達した。

これは、取引初日の約10億ドル(約1,500億円)を上回る最高値となった。また、GBTCを除いた9つのビットコイン現物ETFの取引高総計も24億ドル(約3,600億円)を超え、取引初日に記録した過去最高値の22億ドル(約3,300億円)を上回っている。

タイトルとURLをコピーしました