Swooと提携し報酬トークン付与
決済大手マスターカードは、オランダのモバイルウォレット企業Swooと提携し、暗号資産(仮想通貨)の報酬プログラムを提供すると発表した。THE PAYPERSなどが20日に報じた。
銀行、加盟店、決済サービスプロバイダー向けのロイヤルティプログラムとなる。
Swooは、アプリ経由で行われたマスターカードの非接触型支払いに対して、Swooのロイヤルティ・トークンを付与する。
ユーザーは、Swooアプリ内でこのトークンをビットコイン(BTC)やステーブルコインUSDTなど人気の仮想通貨に交換したり、提携サービスを通じて法定通貨に変換したりできる格好だ。
マスターカードによると、今回の動きは、大手金融業者や小売業者の間で、仮想通貨を取り入れることに対する関心が高まっていることが背景にある。
顧客維持率の問題や、導入コストの高さなどに直面してきたロイヤルティ・プログラムを刷新するものであり、多額の投資を必要としない、仮想通貨への入門的な機能をユーザーに与えるものだ。