AI MEDIA LAB の強み

2014年から仮想通貨・暗号資産業界に携わってきた経験や情報網を基に得ることのできる情報に加え、昨今成長著しい AI 技術を応用した市場解析、テクニカル分析手法やオンチェーン分析に基づき、選び抜かれた専門家が長期・中期・短期の3段階の投資判断による徹底した情報提供を実現できることです。
それらの情報と、分析や研究を行い続けてきた実績を、お客様の資産運用にお役立ちさせる事を御約束致します。

コインベース、カナダで制限付きディーラーのライセンス取得

主要ニュース

カナダ事業の地盤固める

米大手暗号資産(仮想通貨)取引所コインベースは3日、カナダ証券管理局(CSA)により制限付きディーラーとして正式に登録されたと発表した。コインベースは、カナダで登録された最大かつ初の国際的な仮想通貨取引所になったとしている。

CSAは昨年、取引所がステーブルコインなどの購入・預金サービスを提供することの禁止など仮想通貨規制を強化しており、バイナンスやパクソスはカナダでのサービスを終了していたところだ。

今回の登録は、コインベースがカナダでの成長を目指して昨年から行ってきた動きの新たな一歩となる。

コインベースは2023年8月にカナダ事業を正式に立ち上げた。その後、ブライアン・アームストロングCEOが現地の仮想通貨コミュニティを訪問したり、コインベース・ベンチャーズを通じて地元のスタートアップ企業を育成するなどの活動を行ってきた。

現在は米国外で最大の拠点として、約200名のフルタイムの現地従業員を雇用している。

コインベースはグローバルに拠点を拡大しているところで、2023年には、フランス、スペイン、シンガポール、イタリア、アイルランド、オランダで新たに事業を登録した。ヨーロッパではすでに約40か国の顧客にサービスを提供している。

カナダでの意識調査

コインベースは、カナダのマーケットリサーチ企業Angus Reidと提携して、同国で仮想通貨に関する意識調査も行っている。

この調査によると、回答者の72%が仮想通貨取引所の規制は重要だと考えており、29%が、業界の規制が強化されれば仮想通貨を購入する可能性が高まるとしていた。

コインベースのカナダ部門ディレクター、ルーカス・マシソン氏は以下のようにコンプライアンス遵守を強調している。

当社はここカナダにおいて、上場企業として、またコンプライアンスに尽力し世界中の広い地域で事業登録されている企業として、強力なブランドを持っている。

また、カナダの規制環境は米国に比べると、仮想通貨企業にとってより寛容なものだとも述べた

米国ではSECとの裁判続く

米国では、米証券取引委員会(SEC)が2023年6月にコインベースを提訴し、それ以来裁判が続いているところだ。SECは、コインベースが同社がSECに登録せずに米国内でブローカー、全米証券取引所、清算機関として運営していたと申し立てていた。

また、一部のトークンやステーキングプログラムが未登録証券の提供にあたり、証券法に違反したとも主張している。

コインベースはこの裁判で、SECによる申し立てを棄却するよう裁判所に求めていたが、3月27日に米ニューヨークのファイラ判事はこれを却下する判決を下しており、裁判は続行中だ。次のステップとして、SECとコインベースは4月19日までに訴訟管理計画案を提出する必要がある。

タイトルとURLをコピーしました