ソラナ現物ETFの可能性は
暗号資産(仮想通貨)投資企業BKCMのブライアン・ケリー創設者兼CEOは、もしイーサリアム(ETH)の現物ETFが承認された場合、次にソラナ(SOL)の現物ETFが続くだろうと意見した。CNBCが報じた。
ケリー氏は、正確な時期は分からないものの、イーサリアム現物ETFはどこかの時点で承認されるだろうと述べている。
また、その次に続くものとしては、おそらくソラナを考えるべきだろうとの見解を示した。ビットコイン(BTC)、イーサリアム、ソラナが今のサイクルでは大きな3つの主要通貨だとしている。
先日には、米大手資産運用企業フランクリン・テンプルトンも、ソラナが今後も成長を続け、ビットコインとイーサリアムに続く第三の主要仮想通貨になるとの見解を発表していた。
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イーサリアム現物ETFについては、直近の米証券取引委員会(SEC)の動きにより、近々承認されるのではないかとの観測が高まっているところだ。
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早い時期での実現は困難との見方も
仮想通貨サービス企業Matrixportのダニエル・ヤン共同創設者も21日、仮にイーサリアム現物ETFが承認された場合には、次のステップとして投資家はソラナに期待するのではないかと意見した。
また、資産運用企業VanEck(ヴァンエック)も昨年12月のレポートで、ソラナが時価総額やユーザー数でトップ3の仮想通貨になった場合には、その現物ETFを申請する企業が相次ぐのではないかと予測していた。
ヴァンエックは、ソラナのデリバティブ商品であるSolanaETNを提供しているところだ。ソラナの価格指数MVSOLVを追跡している。
CoinMarketCapによると、現時点でソラナの時価総額はステーブルコインのUSDT、BNBに続き5位であり、12兆円程度だ。参考にビットコインは214兆円、イーサリアムは70兆円である。
一方で、ビットコインやイーサリアムは現物ETFに先行して先物ETFが取引されているものの、ソラナに関してはそうしたETFがまだ上場されていないことから、ソラナ現物ETFがすぐに実現することは困難なのではないかとの見方もある。
さらに、SECは去年コインベースを提訴する際、未登録有価証券に含まれる銘柄としてソラナも指定した背景があるが、現時点では法的ステータスは不明確だ。